
こんにちは、hiroです。
みなさんは、積立投資をする際にどのような商品を選択していますか。
私は積立投資をするうえで、世界全体に分散投資をするより、米国株式市場に特化する方が有効であると考えています。そして数ある投資信託の中で最適な商品として、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」をおすすめしています。
本記事では、米国株式市場への投資が有効だと考える理由と、おすすめ商品の概要について、私の持論として解説します。
米国経済は今後も成長しつづけると考える理由
あくまで私個人の見立てですが、米国株式市場に注目している理由は主に次の3点です。
- 人口が先進国の中では珍しく増加傾向にあり、消費市場としての拡大が見込める
- GAFAMをはじめ、世界的なイノベーションを生み出す企業が集積している
- 株主還元(自社株買い・増配)を重視する企業文化が根付いている
これらは過去の傾向や現時点での見立てに基づくものであり、将来の成果を保証するものではありません。
米国株式に集中投資する場合、米国経済や米ドルに対する為替変動の影響を強く受ける点はデメリットでもあります。
「世界全体に分散させたい」という考え方も合理的な選択肢の一つで、その場合は全世界株式型のインデックスファンドを検討するのもよいと思います。
こうした前提を踏まえたうえで、私自身は米国株式市場全体に投資することを選んでいます。
楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI)とは
2017年9月29日に楽天証券から発売された、米国株式市場を対象とした投資信託です。
もとになっているファンドは、米国ETF「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)」で、このVTIを実質的な主要投資対象として、楽天投信投資顧問が投資信託として国内向けにリリースした商品のため、「楽天VTI」という愛称で呼ばれています。
信託報酬(運用管理費用)は年率0.162%程度(税込・実質)です。インデックスファンドの中では低コストな部類に入り、長期の積立投資と相性の良い商品だと思います。
※信託報酬は変更されることがあります。最新の料率は証券会社の公式サイトまたは目論見書でご確認ください。
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)の概要
VTIは、世界最大級の資産運用会社であるバンガード社が運用するETFで、純資産総額は世界最大級の規模を誇ります。
投資対象は3,500〜4,000銘柄程度と幅広く、米国市場に上場する株式のほぼ全体をカバーしています。大型株だけでなく中小型株も含まれているため、これ1本で米国経済全体の成長を取り込める点が特徴です。
経費率(本家VTI自体のコスト)は年率0.03%と、業界でも最低水準の低コストです。この低コストが、楽天VTIを経由して間接的に投資する私たちにとっても大きなメリットになっています。
※VTIとその日本向け投資信託(楽天VTI)ではコストの表示単位が異なります。VTI自体の経費率0.03%に加え、楽天VTIとしての運用管理コスト等を含めた実質コストが、前述の信託報酬0.162%程度です。
※ETFとは、Exchange Traded Fundの略で、日本では「上場投資信託」と呼ばれています。証券取引所に上場しており、株式のように売買できるのが特徴です。指数に連動する運用成果を目指す点はインデックスファンドと似ていますが、ETFは取引所に上場している金融商品というイメージを持つとわかりやすいと思います。
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」という選択肢もあります
米国株式に投資する低コストファンドとして、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」もあわせておすすめできる商品です。三菱UFJアセットマネジメントが運用しており、新NISAで最も購入されている人気ファンドの一つでもあります。
信託報酬(税込・実質)は年率0.09372%程度です。「受益者還元型信託報酬」という仕組みを採用しており、純資産総額が一定額を超えるたびに信託報酬率が段階的に引き下げられる特徴があります(2026年1月には純資産総額が10兆円を突破し、超過部分の料率がさらに引き下げられています)。
※信託報酬は変更されることがあります。最新の料率・純資産総額は、運用会社の公式サイトでご確認ください。
楽天VTIとの違いは、投資対象の範囲です。楽天VTI(VTI)が米国市場のほぼ全銘柄(3,500〜4,000銘柄程度)をカバーする「全米」型であるのに対し、S&P500は米国の代表的な大型株500銘柄に絞った指数です。値動きの傾向は似ていますが、「市場全体を丸ごと持ちたいか」「代表的な大型企業に絞りたいか」という好みで選び分けるとよいと思います。どちらも低コストで米国経済の成長を取り込める点は共通しており、優劣というより方向性の違いです。
積立投資のシミュレーション
実際に、毎月一定額を積み立てた場合の試算を見てみましょう。
仮に毎月3万円を20年間、年率6%で複利運用できたと仮定すると、元本720万円に対して、最終的な資産額は約1,390万円になる計算です。

※この試算はあくまで一定の利回りを仮定した理論値であり、将来の運用成果を保証するものではありません。実際の運用では、年によってプラスにもマイナスにもなり得ます。
数字だけを見ると夢のある話に思えますが、大切なのは「大きく増やすこと」よりも「無理なく長く続けられること」です。だからこそ、低コストで分散されたインデックスファンドを使った積立投資が、多くの人にとって現実的な選択肢になると考えています。
さらに一歩進めるなら:サテライト投資という考え方
ここまで紹介した楽天VTIやS&P500は、資産の中心(コア)に据えるのにふさわしい、低コストで分散の効いたファンドです。
一方で、「コアはしっかり分散させつつ、一部だけ積極的にリターンを狙いたい」という方には、資産の一部(目安として10〜20%程度)を、米国の大型テクノロジー企業に集中投資する「iFreeNEXT FANG+インデックス」のような商品に振り分ける「コア・サテライト戦略」も選択肢の一つです。信託報酬が相対的に高く値動きも大きいため、コアの代わりではなく、あくまで一部に組み入れる商品として検討することをおすすめします。詳しくは以下の記事で解説しています。
▶ 関連記事:【解説】iFreeNEXT FANG+インデックスとは?サテライト投資としての活用法
まとめ
- 米国経済の成長性を踏まえ、私は積立投資の対象を米国株式市場に特化させています
- 「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)」は、低コストで米国市場全体に分散投資できる商品です
- 分散投資を重視したい方は全世界株式型のインデックスファンドも有力な選択肢です
商品選びに迷ったときは、こちらの記事もあわせてご覧ください。
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※本記事は筆者個人の投資方針を紹介するものであり、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資は必ずご自身の判断と責任で行ってください。